真珠養殖の体験学習会

 東京大学とミキモト 真珠貝など磯にすむ生物への理解を深めてもらおうと、三浦市三崎町小網代の東京大学三崎臨海実験所で20日、小学生対象の真珠養殖の体験学習会が開かれた。同実験所と宝飾大手のミキモトが共催するイベント。県内外から4~6年生の20人が参加した。

 子どもたちが体験したのは、養殖に使われるアコヤガイの生体の内部に、貝殻を削った小さな球体(核)と、貝殻をつくる器官(外套(がいとう)膜)の小片を一緒に入れる「核入れ」と呼ばれる作業。貝の生体の内部に入った核を、分泌物が時間をかけて丸く覆っていき、光沢を持った真珠となる。

 都内から訪れた5年生の児童(10)は「真珠が人の手で養殖されてできることを初めて知ったので面白かった」と話していた。核の入ったアコヤガイは実験所前の磯で育てられ、順当に進めば年明けにも真珠が出来上がる。

 実験所は1886年の設立で、初代所長の箕作(みつくり)佳吉博士がミキモト創業者の御木本幸吉と養殖真珠の共同研究に携わった。三浦半島西部の磯には現在も天然のアコヤガイが生息している。