企業訪問研修会 京都 「株式会社プリントパック」

秋晴れの11月5日(金曜日)の昼下がり、JR京都駅八条口に全国各地のKC会員(岩城の参加しているコンサルテント会社が主催する勉強会)が集まった。
今回の企業訪問は2社。
印刷通販会社の「株式会社プリントパック」さん(printpac.co.jp)
「株式会社 傳來工房」(でんらいこうぼう)さん(denraikohbo.jp denrai.co.jp
京都の企業さんって独特の雰囲気をお持ちですが、今回の2社も強烈な個性を発揮していた。

午後の1時半に最初の訪問先、プリントパックさんに到着。会社前の道路は狭く、一本西側の大通りにバスを止め徒歩で新社屋に移動する。

プリントパック新社屋 プリントパックさんと真珠屋岩城

実はプリントパックは、8年前にインターネット通販に参入し、そこから急成長を遂げた会社だ。
それまでにも、「製版業界」の中ではトップブランドとして確かな技術をもった中堅会社であった。
しかし、20年ほど前に興ったマッキントッシュによるDTPの波は、印刷業界のプロの手による製版が必要という概念を打ち壊し、誰でも手軽に自分のPCで望んだ印刷が作成できる時代へと流れていった。
DTPへの危機感を持ったプリントパック社は、ホームページの作成会社やプロバイダー経営を経て、インターネットでの受注を主体とした印刷通販会社へと変貌を遂げていった。

本年度34期の売り上げ目標は「110億円」(創業1970年6月)
コールセンターへの受注等の問い合わせ件数は、1000件~1500件/1日を数えるまでなった。
現在の会員数は400万人
来年度の新卒採用数は25名との説明を受けた。

代表取締役 木村進 氏

なぜ衰退する印刷業界にあって急成長を遂げたのか?その発端を詳しく聞き、業務現場をご説明いただいた。
なぜ他社を圧倒するローコストで、尚且つ高品質なのか?
低価格といえど、他社の半額どころか1/10という考えられない価格のものさえある。
それでも十分な付加価値益(凄い高収益です)を確保できるのは何故か?
とにかくビックリ・ドキドキ・ポカーンの会社見学になりました。

まず、印刷業界の仕組みを書き出して見ますと




40年前に刷版で創業し、その後製版まで業務を拡大した。(川下から川上に上っていく感覚かな)
現在は、お客様の企画・デザインを印刷・仕上げ・納品と「川上から川下全域に広げたように理解した」。それを実現可能にしたのがITなのだろう?
木村社長のITを敵視するのではなく味方にする方法を考えた。との言葉。
敵愾心は恐れや不安から生じるものだと理解できる。相手の凄さを認める気持ちがあれば味方(仲間)につけることも可能だとのお言葉だと思います。

社是/経営理念とありますが、お客様用と社員用に分けておりました。
まず、社是をお客様への言葉として
 ■社会貢献します
 ■安さ世界一を提供します
 ■ご発注いただいた商品やサービスの納期に誠意と努力を行うことで、お客様に心から「ありがとう」と感謝されます
 ■お客様の幸せに日本一貢献します。

経営理念:社内用
 ■私たちは幸せになれる働きをします
 ■私たち一人一人が心の安息と健康および経済的豊かさを得られる売り上げ目標、利益を達成します。

若い社員が活き活きと働いている現場は清々しく、清涼感が漂っていた。
コールセンター<コールセンター>
一日に1,000件~1,500件のお問い合わせがあるとの説明

受注チェック<データーチェック>
データー内容をこちらでチェックします(お客様データのため、詳細は見えないように撮影させていただきました。)

製版機器<製版機械>
大きさの違うものが2台。下の階にもあるとの事。自動で版が出来上がってくる不思議ボックスでした。

大型インクジェット機器<大型のインクジェット機>
最近導入された大型のインクジェット機械。非常に綺麗な出来上がりで驚きでした。

裁断機<裁断機>
今回一番人間の手を要するマシンだと思ったのが裁断機。

裁断機2裁断機3


裁断された印刷物を数量別に纏める。
このほかにも自動的に折り目を入れたり、現在の印刷物は多種多様。しかも小ロット。
人でのいる仕事をどれだけ効率よくマシンに作業させるかが勝負だと理解できた。

高品質と低価格の両立は、お客様からの声に集約されていると言えるだろう。
お客様からの声01お客様の声02お客様の声03

お客様から「それは本当か?」と言われること。
   本当にこの値段で出来るの?
   高品質の印刷物が小ロットで短期納期が可能って本当か?
そんな声が欲しくて欲しくて堪らないという社長。
どうしたら受注してもらえるのか?
受注をいただくことが、我々の願いであると・・・・・・

プロモーション費用など、突っ込んだ質問にも気軽にお答えいただき感謝します。
御社のように、お客様から「それは本当か?」と言われる企業を目指します。
ありがとうございます。


つづく