真珠復活に手応え 滋賀・草津の内湖で養殖実験

 淡水真珠の復活に取り組む滋賀県草津市志那町の住民らが、地元の平湖・柳平湖で昨年8月から始めた養殖実験で、真珠の育ち具合を確認するため20日、試験的に母貝から真珠を取り出した。

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 琵琶湖の内湖である平湖・柳平湖は淡水真珠養殖発祥の地とされ、ピーク時の1970年代初めには数十軒が養殖を手掛けていたが、水質の悪化や、安い海外産に押され衰退した。昨年、草津市と地元の志那町真珠養殖専門委員会などが復活を目指し、母貝400個を水中に沈め、養殖実験に着手した。同時に水質をモニタリングし、イケチョウガイが育ちやすい環境も調べている。

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 この日は、平湖の北側に隣接する柳平湖に設置された養殖イカダから、大きなもので殻長約20センチに成長した母貝5個を引き揚げた。ナイフを入れ、身を取り出したところ、銀色をした直径5~7ミリの真珠の姿が見え、参加者から「おおっ」と声が上がった。出荷できるサイズになるには、あと2年は必要という。

 同専門委員会の藤田繁一委員長(67)は「真珠ができていることがまず確認できた。貝はよく育っているので、今後に期待したい」と話している。

京都新聞 2013/06/21