対馬(長崎)で真珠の浜揚げが始まる

 長崎県対馬市で、白やピンクなどの輝きを放つ特産の養殖真珠を、母貝のアコヤガイから取り出す作業が始まった。

 同市美津島町鴨居瀬の金子真珠養殖(本社・長崎市)の養殖場では、従業員25人がナイフで貝を開き、1~2年かけて直径8ミリ前後になった真珠玉を一つずつ丁寧に取り出している。真珠玉は濃塩水などで洗い、手のひらで転がして傷の有無を確かめ、1~5級品に選別。来年1月中旬までに約60万個の貝を処理するという。

 岩本明寿場長(54)は「適度な降水量があり、貝の餌になるプランクトンも多かったので、玉質はいい。高値が付くことを期待しています」と話した。

 46の養殖業者が加盟する対馬真珠養殖漁協(平井善正組合長)は21日から三重県伊勢市で、来年1月21日からは長崎市でそれぞれ開かれる入札会に出品する。昨年度の共同販売実績は約9億2000万円だった。
(2012年12月7日08時59分 読売新聞)