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真珠の「巻き」測定装置

木曜日, 10月 20th, 2011

 豊橋技術科学大(愛知県)と浜松市の検査機メーカー「浜松メトリックス」などは19日、真珠の品質計測装置を開発し、11月から販売すると発表した。鑑定士が2日かかる1万粒の選別を4時間で行うことができる。三重県によると、真珠の粒を傷つけずに「美しさ」を計測できる機器の実用化は世界初という。

 一般に真珠の美しさは、光沢を表す「照り」と、真珠層の厚さを示す「巻き」などで評価される。同大は、真珠に発光ダイオード(LED)の光を当てて反射や透過の状態を計測することで、照り・巻きの優劣を数値化することに成功した。

 計測装置は、1粒ずつ手動で測定するタイプ(80万円)と、自動で大量に測定できるタイプ(250万円)の2種類で、目標販売台数は計300台。養殖業者の仕分け作業や、宝飾店での品質保証などでの利用を想定しているほか、海外の鑑定士養成校からは既に注文を受けたという。

 浜松市内で19日、記者会見した浜松メトリックスの一藤克己社長は「測定の精度が認められ、真珠の品質を示す国際基準となることを期待する」と話し、三重県水産研究所の青木秀夫主幹研究員は「国産真珠の品質の高さを客観的に示すことができる。鑑定士の人手不足解消にもつながる」と述べた。
(2011年10月20日 読売新聞)


浜松メトリックス http://www.metrix.co.jp/
豊橋技術科学大  http://www.tut.ac.jp/