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神奈川県三浦市  真珠養殖 復活プロジェク

木曜日, 3月 6th, 2014

三崎のマグロで知られる神奈川県三浦市で、真珠養殖の復活プロジェクトが動き出した。
世界初の養殖技術はもともと、三浦半島先端にある東京大学三崎臨海実験所(三浦市三崎町小網代〈こあじろ〉)で明治期に研究されていたが、地元で産業化されず忘れ去られていた。
宝飾大手ミキモト(東京都中央区)も巻き込み、幻の「三浦産真珠」に夢が膨らむ。

1月下旬、実験所の実習室。実験所のスタッフやミキモト社員らが、約30個のアコヤガイを開いた。
昨年夏に小学生20人が真珠の芯となる直径5ミリの「核」を入れ、近くの海で養殖してきた「成果」の確認だ。

かろうじて真珠になっていたのは1個。それも、
とても商品にはならない。
「プロが核入れしても、商品になるのは10個に1個」。
ミキモトで真珠研究に取り組む樋口恵太さんは話す。

1886(明治19)年に設立された実験所は、近代日本の海の動物研究の拠点だ。
初代所長の箕作佳吉(みつくりかきち=1857~1909)が、ミキモト創業者で「真珠王」と呼ばれた御木本幸吉(1858~1954)に真珠養殖の事業化に向けて技術的なアドバイスをしたとされる。
1899年には実験所に御木本が来て、箕作と研究の進み具合を話し合ったとの記録も残る。

だが、御木本は故郷の三重県の英虞(あご)湾で養殖に着手した。
一方、実験所では明治の終わりに養殖場を廃止。戦後まで業者が三浦半島で養殖をしていたとも言われるが、「三浦産真珠」は忘れ去られた。

現在の実験所長でプロジェクトを主導する赤坂甲治教授(分子細胞生物学)は「人口急増と都市化で周辺の海が汚れ、三浦ではアコヤガイが育たなかったのではないか」と分析する。
いまは下水の処理技術の向上で「生態系が豊かになりつつある」という。

ただ、学生のころから実験所に通う赤坂教授も、ここが「真珠養殖発祥の地」だとは長く知らなかったという。
きっかけは2008年、ミキモトがシンポジウムでの講演を赤坂教授に依頼したこと。
再び縁は深まり、09年には実験所とミキモトが共同研究を始めた。
10年からは毎年夏に、ミキモトが小学生に核入れをしてもらう体験会を実験所で行っている。

プロジェクトが本格的に動き出したのは昨年秋。
赤坂教授が中心となり、実験所に隣接する水族館「京急油壺(あぶらつぼ)マリンパーク」や地元漁協、三浦市、ミキモトなどと復活に向けた協議を開始。
まずは、三浦産のアコヤガイを増やそうと、漁協が100個の母貝の養殖に着手した。
16年には、漁協で育てる稚貝の養殖を数千個規模にまで拡大させる計画だ。

ただ、ミキモトは三重県と福岡県に養殖場を構えており、三浦半島での養殖は「あくまでも研究の一環」(広報宣伝課)として、本格的な養殖には否定的。「三浦産真珠」が市場に出回ることは今のところなさそうだ。
一方、実験所は、真珠養殖を、子どもの海洋教育に役立てたい考え。実験所の浪崎直子特任研究員は「貝の生態だけではなく、物理や化学も学べるモデル教材になり得る」。
アコヤガイを養殖する地元漁協の出口浩さんも「近くの海で真珠ができることを示し、子どもたちに地元の海のよさを知ってもらえれば」と話す。

赤坂教授は「海洋教育に限らず、将来的には観光者向けの核入れ体験など、次の展開もありうる」と期待する。

(朝日新聞2014年3月3日:久保智)

巻き方と海水温は無関係

金曜日, 12月 13th, 2013

貝に似た「有孔虫」-DNA解析などで判明・信州大

ごく小さな巻き貝のような形の動物プランクトン「有孔虫(ゆうこうちゅう)」の殻は温かい海域では右巻き、冷たい海域では左巻きになると考えられてきたが、巻き方と水温は関係がない可能性が高いことが分かった。信州大の氏家由利香研究員と浅見崇比呂教授が12日までに英ロンドン動物学会誌電子版で発表した。
 石灰質の殻を持つ有孔虫は約5億年前に出現し、化石は地層の年代や過去の海水温を推定する手掛かりとされている。浅見教授は「右巻きか左巻きかだけで過去の海水温を推定する方法は見直しが必要だ」と話している。
 今回調べたのは、世界の海に広く生息する有孔虫の一種「グロボロタリア・トルンカツリノイデス」(直径約1ミリ)。西太平洋や南北大西洋、インド洋で採集されたこの種のDNAを解析した結果、殻の形が似ているだけで、実際には5種に分類されることが判明。うち3種は、同じ種なのに右巻きと左巻きの両方のタイプが存在した。
 さらに採集された海域の水温を調べると、巻き方との間に対応関係はなかった。
 海中にプランクトンとして浮遊する有孔虫は殻の形から約50種に分類されるが、DNAを解析すれば100種以上に分かれる見込み。
 浅見教授は「有孔虫は人工飼育が難しく、研究が進まなかった。世界で初めて人工繁殖を成功させ、交雑実験を行って右巻き、左巻きの遺伝子の仕組みを解明したい」と話している。(2013/12/12-15:25)

グロボロタリア・トルンカツリノイデス有孔虫(ゆうこうちゅう)の1種「グロボロタリア・トルンカツリノイデス」(直径約1ミリ、向きを変え顕微鏡で撮影)。殻の形で1種とされていたが、DNA解析で5種に分かれ、右巻き・左巻きと海水温は無関係と判明した
(浅見崇比呂信州大教授提供)



福岡・相島の真珠人気

金曜日, 9月 20th, 2013

 玄界灘に浮かぶ福岡県新宮町・相島(あいのしま)で十数年かけて開発、養殖されてきた真珠が今年、初めて売り出された。他の国産真珠と比べて大玉に仕上がっているのが特長で、ほぼ完売するほどの人気だ。九州大、宝飾品大手「ミキモト」(東京)と共同開発してきた福岡県は、“福岡の真珠”を新たな特産品に育てようと意気込んでいる。
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 養殖真珠の主要産地である愛媛、三重、長崎県などでは1996年頃から、真珠をつくるアコヤガイに感染症が流行し、大量死が相次いだ。感染リスクを減らすため、約1年半の養殖期間を8か月程度に短縮した結果、直径8ミリに達する大玉が少なくなった。

 そんな中、福岡県水産海洋技術センターが2000年、相島の周辺海域で無病の天然アコヤガイを発見。福岡の新たな特産品として養殖真珠を開発しようと、九州大、ミキモトとともに養殖実験に乗り出した。
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 アコヤガイの餌となるプランクトンは本来、潮の流れが緩やかな内海に豊富だ。しかし、相島周辺は外海にもかかわらず、南西からの対馬海流が博多湾内を経由してプランクトンを運んでくる。潮流のおかげで赤潮が発生しにくいという利点もあり、波が穏やかな島の南側に養殖場を作り、07年度から本格的に養殖を始めた。
(2013年9月18日 読売新聞)

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ちなみに、今年度(2013年)から、一定基準を超える品質の真珠をえりすぐり、ネックレスとイヤリングのセット(3サイズで約68万2500円~199万5千円)を発売する。
取り扱い店舗は当面、福岡県内の5つの百貨店(岩田屋本店、同久留米店、博多阪急、井筒屋小倉店、同黒崎店)での販売となる。
補足:岩城


かまぼの廃棄物と真珠貝の肉片で魚醤

水曜日, 7月 31st, 2013



 愛媛県の官民が連携し、かまぼこと真珠の製造時に出る廃棄物を利用し、液体調味料の「魚醤(しょう)」を開発した。かまぼこの原料となる魚の骨などと、真珠を採取した後のアコヤ貝の貝肉を使用し、発酵させて調味料をつくる。魚の骨とアコヤ貝の貝肉は含有成分が異なり、うまみが増すという。廃棄物を削減するとともに、新たな特産品にすることを目指す。

 開発には練り物製品を製造する中村かまぼこ店(愛媛県宇和島市)と同市の養殖業者、県の研究機関「愛媛県産業技術研究所」が協力した。中小企業基盤整備機構四国本部も支援した。

 魚醤の製造はかまぼこの原料となる魚のエソの骨や頭部などを、塩水としょうゆ用の麹(こうじ)に漬ける。これとは別に、真珠採取後のアコヤ貝の貝肉をミンチにし、同様に塩水としょうゆ用の麹に漬ける。それぞれ約4カ月間漬けて、発酵させる。発酵時の温度が違うため2つを分けて製造し、最後に混ぜ合わせて魚醤にする。配合割合は調整中で、8月中に決める。

 2種類を配合するのは成分に違いがあるためだ。エソの骨などを原料とする調味料はうまみ成分の「アミノ酸」が豊富。一方、アコヤ貝の貝肉には糖分の「グリコーゲン」が含まれ、調味料に適度の甘みが加わる。2つを混ぜることでうまみと甘みがある魚醤ができるという。

 中村かまぼこ店は8月末から仕込みを始める。魚骨など1キログラムから魚醤が2.5~3リットルでき、1キログラムの貝肉からは2~2.5リットルができる。同社は約100万円で製造装置を2台導入。年50~100リットルの生産を見込む。

 発売は来年4月を予定する。宇和島市にある同社の直営店や自社のサイトなどで販売する。製造設備を順次増強して生産量を増やし、スーパーや百貨店での販売も目指す。みそ汁や魚介系のパスタなどでの利用を見込んでいる。

 中村かまぼこ店では同魚醤で2015年8月期に売上高約350万円を見込む。販路拡大などで17年8月期には約2850万円にすることを目指す。事業が拡大すれば真珠の養殖業者は貝肉の供給で、年40万円の収入増につながるという。

 宇和島市では江戸時代からかまぼこなど練り物が作られてきた。真珠は同市を中心に愛媛県が生産量日本一で、全国の37%を占めている。練り物、真珠ともに特産地だけに加工後に出る骨や貝肉などの廃棄物処理が課題となっていた。中村かまぼこ店では廃棄物の処理に年63万円かけている。廃棄物を原料に商品化することで、コストの削減と新たな収益にすることを目指す。


愛媛県産業技術研究所
日本経済新聞社  地域ニュース > 四国
2013/7/31 12:00





真珠養殖の体験学習会

火曜日, 7月 23rd, 2013

 東京大学とミキモト 真珠貝など磯にすむ生物への理解を深めてもらおうと、三浦市三崎町小網代の東京大学三崎臨海実験所で20日、小学生対象の真珠養殖の体験学習会が開かれた。同実験所と宝飾大手のミキモトが共催するイベント。県内外から4~6年生の20人が参加した。

 子どもたちが体験したのは、養殖に使われるアコヤガイの生体の内部に、貝殻を削った小さな球体(核)と、貝殻をつくる器官(外套(がいとう)膜)の小片を一緒に入れる「核入れ」と呼ばれる作業。貝の生体の内部に入った核を、分泌物が時間をかけて丸く覆っていき、光沢を持った真珠となる。

 都内から訪れた5年生の児童(10)は「真珠が人の手で養殖されてできることを初めて知ったので面白かった」と話していた。核の入ったアコヤガイは実験所前の磯で育てられ、順当に進めば年明けにも真珠が出来上がる。

 実験所は1886年の設立で、初代所長の箕作(みつくり)佳吉博士がミキモト創業者の御木本幸吉と養殖真珠の共同研究に携わった。三浦半島西部の磯には現在も天然のアコヤガイが生息している。

立命館守山高校で特別課外授業実施

土曜日, 3月 16th, 2013


日本が誇る真珠の養殖技術とアコヤ貝の不思議 立命館守山高校で特別課外授業実施

 3月8日(金)、立命館守山高等学校理科クラブの生徒らが、生きた真珠貝の解剖と真珠の取り出しに挑戦した。
 三重大学社会連携センター、志摩市内の養殖企業の協力を得て実現したこの日の特別課外授業「真珠の養殖技術と生命の不思議」には、理科クラブの生徒ら11人が参加。松井純氏(三重大学社会連携研究センター特任教授)による真珠の歴史、アコヤ貝の養殖方法と真珠の作成方法などについての講義によって、真珠養殖の難しさや、真珠の養殖技術のメカニズムについて学んだ後、実際に真珠の養殖に使用される生きたアコヤ貝の解剖を行った。

松井純 三重大学社会連携研究センター特任教授

松井純 三重大学社会連携研究センター特任教授


 はじめに、真珠養殖技術の研究も行う藤村卓也氏(若狭大月真珠養殖株式会社)が、真珠形成において重要な役割を果たす外套膜や、心臓、口などの部位を示しながらアコヤ貝の生態について説明。生徒たちは、はじめは恐る恐る貝の解剖を行っていたが、真珠の取り出しに成功するとあちこちから歓声があがった。取り出した真珠には色や形などさまざまな状態のものがあり、なかには、真珠が出てこない貝もあるなど、養殖の難しさや生命の不思議を実際に体験する時間となった。
若狭大月真珠株式会社  藤村卓也氏

若狭大月真珠株式会社 
藤村卓也氏


立命館守山高等学校理科クラブの生徒

立命館守山高等学校理科クラブの生徒




立命館大学
http://www.ritsumei.jp/pickup/detail_j/topics/11614/date/3/year/2013




アコヤガイ真珠養殖技術を科学的に証明

火曜日, 3月 12th, 2013

「外套膜組織片を移植し、真珠核の周りに真珠袋を形成させ、これに真珠を作らせる」という手法は、100年以上前に日本で開発された真珠の養殖技術であるが、実際に供与貝の外套膜組織片由来の細胞が、移植先の母貝の体内に存在し続け、どのように真珠形成に関与しているかは不明のままであった。

アコヤガイの貝殻と真珠および貝殻を形成する外套膜

アコヤガイの貝殻と真珠および貝殻を形成する外套膜

(アコヤガイの貝殻と真珠および貝殻を形成する外套膜)拡大図

真珠養殖の方法

真珠養殖の方法

(あこや真珠養殖作業の流れ)拡大図

水産総合研究センター(水研センター)と麻布大学、三重県水産研究所の研究チームは、これまでの研究において、アコヤガイのDNAを調べ、真珠層形成に関与するN16遺伝子およびN19 遺伝子が、アコヤガイの個体間で塩基配列が異なることを明らかにしていた。

今回の調査では、供与貝の外套膜、真珠袋、母貝の外套膜で働いているこれら2つの遺伝子の塩基配列を決定し、PCR-RFLP法で塩基配列の違いを解析して比較を行った。
今回の研究の概要

今回の研究の概要

(今回の研究の概要)拡大図

この結果、供与貝と挿核12カ月後にサンプリングした母貝との比較、供与貝と挿核18カ月後にサンプリングした母貝との比較のいずれにおいても、塩基配列にもとづいて分けられた遺伝子型や、PCR-RFLP法で得られた各遺伝子型のバンドは、真珠袋と供与貝の外套膜が同じで、母貝の外套膜が異なっていることが示され、このことから移植してから18カ月目までの真珠袋では、供与貝と同じ塩基配列であるN16遺伝子とN19遺伝子が働いていることが確認されたという。
供与貝外套膜と真珠袋および母貝外套膜におけるN16とN19遺伝子の遺伝子型

供与貝外套膜と真珠袋および母貝外套膜におけるN16とN19遺伝子の遺伝子型

N16とN19遺伝子の遺伝子型(拡大図)

研究チームでは、この結果について、真珠袋で供与貝の外套膜組織片由来の細胞が存在し続け、真珠形成に関与していることを示すものとするほか、真珠形成に関与する遺伝子の塩基配列の違いは、真珠を形成する能力にも影響を及ぼす可能性があると説明している。

また、真珠層を形成するのは供与貝由来の真珠袋であることから、母貝は栄養や酸素、真珠層の材料となる物質などを真珠袋の細胞に与え、真珠袋の細胞から出た不要な老廃物などは捨て去るというような、真珠袋の細胞が生き続けて真珠層を形成できる環境を提供する、という役割を担うと考えられるとしている。
PCR-RFLP法で得られた供与貝特有のバンドと母貝特有のバンド

PCR-RFLP法で得られた供与貝特有のバンドと母貝特有のバンド

RFLP法で得られた供与貝特有のバンドと母貝特有のバンド(拡大図)

なお研究チームでは、今回の結果から真珠形成に関与する遺伝子を利用して、高品質真珠を効率よく生産するアコヤガイの開発につながると期待を示すほか、今後、真珠養殖におけるアコヤガイの供与貝と母貝それぞれの役割を明らかにすることで、アコヤガイの飼育管理の改善にもつながることが考えらえるとコメントしている。

今回の研究は、水研センター 増養殖研究所の正岡哲治氏、麻布大学環境保健学部の佐俣哲朗氏、同 野川ちひろし、同 馬場博子氏、麻布大学環境保健学部の小瀧朋弘氏、同 中川葵氏、同 佐藤瑞紀氏、三重県水産研究所の青木秀夫氏、水研センター中央水産研究所の藤原篤志氏、水産総合研究センター研究推進部の小林敬典氏らによるもの。

詳細は2013年3月25日付の「Aquaculture」に掲載される予定。


マイナビニュース 2013年3月11日 16時10分


独立行政法人 水産総合研究センター
独立行政法人 水産総合研究センター 中央水産研究所
  http://www.fra.affrc.go.jp/pressrelease/pr24/250311/index.html
麻布大学環境保健学部
三重県水産研究所






三重大学大学院と共同研究の[真珠貝成分]化粧石鹸

金曜日, 1月 18th, 2013

【産学医の連携】三重大学大学院と共同研究の[真珠貝成分]を配合,皮膚科専門医の協力を得て開発した化粧石鹸「ネイカーホワイト」の販売開始

化粧品の開発・販売等を行う株式会社ネイカーホワイト(所在地:大阪市北区,代表取締役:梶原綾子)は,三重大学大学院生物資源学研究科微生物工学研究室(担当:粟冠和郎教授)と共同研究の「真珠貝成分(焼成アコヤ貝)」を配合し,複数の皮膚科専門医の意見・要望を反映して開発した化粧石鹸「ネイカーホワイト スキンクレンジングソープ」の販売を2013年1月開始しました。
(「ネイカー(NACRE)」は,「真珠貝」を意味します。)

■同微生物工学研究室との共同研究
 真珠貝はバイオマス資源としての活用が期待されるところ,真珠貝(アコヤ貝)を高熱処理した粉末の殺菌効果に着目し,同微生物工学研究室と共同で成分効果試験を実施しました。
 また,「真珠貝成分(焼成アコヤ貝)」を様々な製品に有効活用をする前提として,人体に対する安全性検証のため,同微生物工学研究室と共同で実験を行いました。

■皮膚科専門医の協力を得た商品開発
 「真珠貝成分(焼成アコヤ貝)」を配合した石けんを商品化するにあたっては,複数の皮膚科専門医の協力を得て,臨床の現場で患者の方々に試用いただき,それにより集積された意見や要望に基づいて改良等を行いました。また,健康な皮膚の方々を対象とするテスト等も実施しました。
 本製品は,皮膚科専門医の意見・要望に基づいて,≪アレルギー反応の回避≫,≪肌に対する低刺激性≫,≪香料や着色料等の無添加≫を重視しています。

【取材,製品詳細,販売等に関するお問い合わせ】
商号:株式会社ネイカーホワイト
所在地:大阪市北区梅田2-5-4千代田ビル西館9階
事業内容:医薬品、医薬部外品、化粧品等の研究、開発、製造、輸出入及び販売
TEL:06-6343-0057
FAX:06-6343-0058
E-mail:info@nacre-white.com
URL:http://www.nacre-white.com
広報担当:朝山めぐみ

成分
カリ含有石けん素地/グリセリン/加水分解コラーゲン/ヒアルロン酸Na/水/ローヤルゼリーエキス/カキカラ/ベントナイト/グルコン酸Na/エチドロン酸/エタノール/EDTA-4Na/コカミドプロピルベタイン

カリ含有石けん素地の含有成分
ラウリン酸Na/ラウリン酸K/ミリスチン酸Na/ミリスチン酸K/パルミチン酸Na/パルミチン酸K/ステアリン酸Na/オレイン酸Na/リノール酸Na



牡蠣の貝殻に真珠
個人的な意見・・・・
HPに掲載されている写真は牡蠣の貝殻です。
(成分欄にも「カキカラ」と掲載されています)
プレスでは「真珠貝成分(焼成アコヤ貝)」の研究成果を述べてはいるのですが本商品にアコヤ貝は使用していないのか?
また、掲載写真の真珠はギミックだと思う。本物の輝きの良いきれいな真珠を使ってほしかったです(ボソッ)
最後にnacreは、正確には真珠層です。(真珠層のある貝=真珠貝でも間違いではないです)

【2013年1月23日

株式会社ネイカーホワイトさんからご連絡を頂戴しました。
本製品に使用しているのは「焼成あこや貝」で正しかったです。
INCIコード(化粧品原料国際命名法)の指示に従ってしまうと「カキカラ」表示になります。
また一つ学びを得ました。ありがとうございます。
ちなみに、本文を掲載した後、直ぐに石鹸を注文させて頂き、既に使用をしております。
率直な感想として「お勧め!」です。

頂戴したメール文章
 弊社の製品について記事を書いて頂いてありがとうございます。
 「プレスでは「真珠貝成分(焼成アコヤ貝)」の研究成果を述べてはいるのですが本商品にアコヤ貝は使用していないのか?」との点ですが,もちろんアコヤ貝を使用しています。牡蠣の貝ではありません。
 成分欄にカキカラと記載されているのは,アコヤ貝の粉末がINCIコードという化粧品の成分の特定において「カキカラ(oyster shell powder)」という名称で登録されているので,それに従っているからです。

 ウェブサイトの写真ですが,現在ウェブサイトがまだ準備段階で,いずれ良い写真に更新したいと思っています。
 きれいな真珠の写真に是非したいと思っています(^^)

 今後ともよろしくお願い致します。
http://www.nacre-white.com








琵琶パール 産学官連携の取り組み

火曜日, 12月 11th, 2012

 「ビワパール」。上品な輝きと、個性豊かな形を特徴とする琵琶湖産真珠の復活を目指し、滋賀県草津市と滋賀県立大、元養殖業者の“産・官・学”がスクラムを組み、再興に向けたプロジェクトを琵琶湖周辺で進めている。8日には「母貝」の中に真珠の“素”を埋め込む作業を行い、今後3年間をかけて成育状況を調べる。「もう一度輝きを」-。復活にかける思いが動き出した。

 大正末期から昭和初期にかけ、草津市の琵琶湖周辺で養殖業者らが初めて淡水養殖に成功、ビワパールは生まれた。おはじき形や十字架形など個性的な形状を持ち、深みのある光沢にピンクやブルー、紫などさまざまな色味をつけられる点が特徴で、最盛期の昭和46年には県全体で約6トンを生産するほどになり、うち草津で約2トンを生産。外国にも輸出され、若者を中心に人気を集めた。

 しかし50年代後半になると、琵琶湖の水質悪化などにより生産量が激減。中国の安い真珠の台頭もあって、産業としては60年ごろにほぼ壊滅した。現在はわずかに市内で1社が製造を続けるのみ。

 “壊滅”から20年以上たち、「淡水真珠養殖発祥の地」を標榜する草津市がビワパールの復活に乗り出した。滋賀県立大学環境科学部やかつての養殖業者も加わり、プロジェクトが始動した。

 今年8月には、琵琶湖に隣接する柳平湖(やなぎひらこ)で市と元業者らが実験を開始。養殖棚を設け、真珠を育てる母貝となるイケチョウガイを育て始めた。貝は順調に成育し、8日、貝の中に真珠の素となる別の貝の細胞片を埋め込む作業が始まった。当時使われていた作業小屋で、かつて養殖に携わった人たちが作業を披露。昔を懐かしんで訪れた元業者や住民ら40人が見守った。

 作業に携わった堀田美智子さん(60)は、「最盛期には貝の育ち具合を観察する船が湖にたくさん行き来して活気がありました。30年前を思い出し懐かしくなった」と話した。

 同時に、かつては業者の「勘」に頼っていた養殖方法にも最新の科学的な研究成果を取り入れる。県立大環境科学部の伴修平教授(プランクトン生態学)らのグループが貝の生態を詳しく分析。水質や養殖に適した密集度合などについて適正な数値をはじき出す。

 草津市は実験結果を公開し、希望者を募ることにしており、農林水産課は「現在の琵琶湖周辺でも真珠を育てられると証明することでビワパールの養殖を復活させたい」としている。
産経ニュースより(2012.12.8 19:10)

滋賀県「マザーレーク」への取り組み
滋賀県立大学環境科学部
柳平湖

















「真珠学会」 2012志摩

水曜日, 10月 17th, 2012

日本科学誌協会特別講演会 2012
市民真珠科学談話会 2012 志摩


日時:2012年10月27日(土) 
   受付:8:30
   開始:9:00~
    第一部:日本科学誌協会特別講演会
    第二部:市民真珠科学談話会

会場:三重県志摩市阿児町神明723-8
   代々木高校 賢島本校一階ホール
   0599-43-6177

主催:NPO法人日本科学士協会
後援:志摩市、日本応用細胞生物学会、代々木高校、
   伊勢志摩元気プロジェクト(賢島大学)

参加費用: 1000円

懇親食事会:市民真珠科学談話会終了後、下記会場にて実施
      17:00~18:30
      ファミリーホテル はな屋(賢島港前)
      0599-46-1020
懇親会参加会費:3000円

参加申し込み:517‐0218 志摩市磯部町築地1557-6
       大会世話人代表:町井 昭(日本科学士協会)
       TEL/FAX:0599-55-2241

メール申込・問合:machyak@amigo.ne.jp
nishio@yoyogi.ed.jp (代々木高校 西尾)
ktmwada@shima.mctv.ne.jp (元養殖研究所 和田克彦)

当日世話人:受付責任者:藤村卓也 (若狭大月真珠養殖)
      会場責任者:石川 卓(三重大学大学院生物資源学研究科)

日本科学士協会、市民談話会、団体に関するお問い合わせ
     981‐1104 宮城県仙台市太白区中田3-8-2
     NPO法人日本科学士協会事務局 猪岡尚志
     FAX:022‐241‐1146 メール:S3inooka@aol.com


真珠学会  当日タイムスケジュール