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真珠の色〜干渉色と実態色〜

真珠といえば一般的には「白い宝石」というイメージですが、
でも、真珠の色は「白」だけではありません。

真珠の色

白(ホワイト)のほかにも、
ピンク、ブルー、グリーン、ゴールド、シルバー、クリーム、グレー、イエロー、ブラックなど
さまざまな色が挙げられます。

もっと細かく言えば、例えば「ピンク」と呼ばれるものだけでも、
暖色系のものから寒色系のものまで数百色。
そう考えると、真珠の色はほぼ無限に近くあるといえるでしょう。

そもそも、複雑な真珠の色はどうやって現れるのでしょうか。

真珠は「核」と、
その周りを覆う「真珠層」、
そして核と真珠層の間にできる「有機物」
によって成り立っています。
真珠の色は、これらを形成する物質が生み出す
「干渉色」と
「実体色」、そして
「下地色」という
3つの要素が作用して現れるのです。

干渉色と実体色と下地色 3つの要素

まず「干渉色」とは、
真珠層を作る「炭酸カルシウム」が生み出す色のことです。
炭酸カルシウムは幾重にも重なりあうことにより、
ちょうどシャボン玉の表面に現れる七色の輝きのような光の干渉現象を起こします。
真珠の干渉色はピンクとグリーンの2色ですが、
母貝や育成の状況によって、色の出方は様々です。

そして「実体色」とは、
真珠層で炭酸カルシウムを固定させている「たんぱく質」の色のことを指します。
例えば、黒蝶真珠の場合などは、このたんぱく質がブラック系の実体色をもつものになるのです。

「下地色」は、真珠層と核の間にできる有機物などの色によって現れます。
ただし、この有機物が核を綺麗に覆わないと、シミとなって現れてしまうことも。

真珠の色は、これらの色彩要素が複雑に干渉しあって、
世界に一つだけの色を作り出しているのです。
ですから、たとえ母貝が海中で隣同士に並んでいたとしても、
全く違う色の真珠が出来上がります。
自然が育んでくれている宝石「真珠」ならではの不思議です。

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