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真珠の核について

天然の真珠は、どんな物でも核になるのでしょうか?

天然真珠は、貝の体内に偶然にとりこまれた異物を、真珠質が包み込んでできたもので、
海中に無数にある貝の中から真珠を抱いた貝を探しだすのは非常に困難でした。
ましてや、真円で大粒の真珠をみつけるのは、宝探しのようなものでした。
その天然真珠を割ってみると殆どが小石か木片です。
偶然に貝の体内に入ることと真珠の現物をみると先の尖ったものが多く、
現在私たちが目にする殆どの養殖真珠の核のように
丸い大きな異物が偶然と言えど真珠貝の体内に入ることは難しいでしょう。
よって天然真珠で円形の核を探し出すことは殆ど難しいと考えられます。

核によって、真珠の色が変わる場合はありえるでしょうか?

非常に面白い考えで、結論から言えば核によって色は多少変化すると考えられます。
昔から色んな人々が試しているようです。
例えば金メッキした核を入れたら金色の真珠が・・・・?と思ってあこや貝に金色の核を入れるのですが、
元々サンプル数(抽核)が少ないうえに上手に真珠になってくれる個体が少ないです。
白い色の核を挿入しても、採れる真珠の色は千差万別。挿入された核の色と言うより、
薄い真珠層が重なり合って出来た「干渉色」が真珠の色です。
核によって真珠の色は変わると思うのですが、綺麗な真珠が採れるかどうかは別問題ですね。

真珠の核は何でもいいのでしょうか?それとも核によって色や形に違いが出来るのでしょうか?

真珠核の材質は、何でも結構です。
外套膜(真珠層)が核の周りで形成するのであれば、金やセラミックでも作れます。
石英や水晶の挿核養殖も過去にはありました。
現在の主流は、後々の加工(穴あけ等)の効率などを考え、
肉厚の貝殻を研磨して球状にし、核として用いています。
日本の真珠核の殆どは、アメリカのミシシッピ河流域に生息する二枚貝
(イシガイ目イシガイ科のドブガイ:Anodonta woodiana)を輸入し、
核の製造メーカー(兵庫県:淡路島、大阪府:松原、奈良:橿原など)にて丸く加工を施します。
形状は球状以外でも可能ですが、
丸以外の形のものを貝の体内に入れると吐き出したり生存率が悪いことから、
現在はあまり行なわれておりません。
ピンクのハート型の真珠なんてものが出来たら楽しいでしょうが、
ビジネスで考えると変わった核での養殖は難しいです。
最後になりますが真珠養殖業者が生産した真珠の、最初の商取引が真珠入札会。
ここでの取引単位は大きさが「mm」、重さが「匁」(約3.75g)。
7.0ミリの真珠は匁(もんめ)○○○円という感じで取引されていきますので、
重さが重要な単位になります。
そこで真珠養殖業者は真珠核は共通のもの(同じ重さ)を使うことが望ましいのです。

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