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養殖の現場 ----1999年 12月 22

志摩の漁場も真珠浜上げ前にして最後の追い込みに入りましたが、数年前までは日本最大の産地だった愛媛が気になる。
先日、愛媛新聞 の「地軸」を教えてもらい、ほろっとしてしまいました。
愛媛をはじめ、三重・長崎・熊本・・・・・世界で一番きれいな真珠を作り出せる日本の養殖屋さん。がんばってください!


真珠づくり 愛媛新聞「地軸」より
 ずいぶん以前の話だが、宇和島の養殖漁家で、「体験取材」をし たことがある。無理にお願いして一週間ほど泊まり込み、真珠養殖 のアコヤ貝掃除やハマチのえさやり作業などを手伝わせてもらった  
▲手伝いといっても無論、大して役に立つはずもない。受け入れ 漁家はさぞかし迷惑だったろうが、素人には養殖漁業の本質の一端 に触れる絶好の機会ではあった。同じ海に生きていても、漁船漁業 とは全然異なる。こまめに手を加えるその仕事ぶりは、むしろ農業 に近い印象だった  
▲特に貝掃除である。小さな出刃包丁で、貝殻に付着したフジツ ボなどをこそぎ落とす。海辺の小屋で周年、黙々と続く単調な手作 業。宝石店のショーウインドーを飾る真珠製品の華やかさとは、正 反対の世界だ。並外れた美しさで人々を驚嘆させる最高級の「花珠」 も、偶然生まれるのではなかろう。こんな地味な作業の積み重ねが 育てる。そう確信した  
▲一九九八年の愛媛の真珠生産額は長崎、三重に次ぐ全国三位に 後退した。十二年保った全国一の座をとうとう明け渡した。長崎の 半分以下の約六十四億八千万円。一時のほぼ二割だ。漁家の経済事 情をも象徴するつらい数字である。アコヤ貝大量死のつめ跡の深さ を思い知る  
▲浜揚げの季節を前に、明るいニュースもある。大量死が今年、 宇和海北部海域では起こらなかったという。南部や中部の天然貝は かなりだめになったようだから、手放しでは喜べないが久々にホッ とする知らせである  
▲真珠づくり。美しい女性を意味する愛媛に、これほどふさわし い産業はないだろう。失地回復が待たれる。勤勉が裏切られていい はずがない。
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本当に真珠作りは海と人間との共同作業だ。 どちらも寡黙で力強い!


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