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「変遷する伝統工芸」 ----1999年 9月 8日

今週は特別に下津さんの増刊号をお届けします。

先日、当店のお客様のお兄さんが経営している木工屋さん(仮にA商店としま す)が、今の時期、絶好調であるという話を聞きました。
所は和歌山市の隣、 海南市黒江。黒江塗りという伝統工芸が有名で、A商店もその伝統を引き継ぐ 老舗ですが、塗りと仕上げは外注しており、板の加工から製品の組立までを専 門としています。
A商店では桐製品の小物、小さな棚やお盆などの量産実用品が好調で、新規の 注文はさばけない状態だといいます。製品は主に通販業者向けのようですから、 薄利多売でやっているのでしょう。手作業、無借金、受注品目も2種類に絞っ た堅実経営の先代とは違い、今の社長は機械を次々に導入し、木製品なら何で も大量に受注できる体制を整えていったのです。 A商店の薄利多売を可能にしたのは材料となる桐の調達です。桐はすべて奈良 県御所市の業者さんから納入しているとのことですが、このあたりの材木業者 さんは県外業者をまず相手にしないのだそうです。一度取引が始まっても、少 しでも機嫌を損ねると卸してくれなくなる。A商店が御所市にパイプを作るこ とができたのは、何代も前からつき合いのあった地元の方の紹介を頂けたから で、このつき合いを慎重に維持することが今の商売を継続できる条件になって いるわけです。材料の供給源と伝統の木工技術、伝統工芸の塗りが融合した希 有な例であり、これが好調の要因だったのです。 今年の初め頃はA商店も全く受注が無い上に、九州に納品した仏壇は配送時の ミスで大量の不良品を出し、無償修理に応じざるを得なくなるなど、散々な状 況でした。
それから半年も経たないうちにこの好調ですから、地道に努力する ことの大切さを教えてくれる事例でもありますね。 --

宝石・貴金属 しこう和歌山店(担当:下津世輝)
〒640-8029 和歌山県和歌山市南桶屋町16
TEL/FAX 0734-23-1727 火曜定休
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