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桜の森の満開の下 ----1999年 3月 9日

春です!\(^O^)/

最近の暖かさは 絶対春です(笑)
春と言えば「坂口安吾」。坂口安吾と言えば「桜の森の満開の下」です。この人の文章ほど後年思い出す文はない。特に「桜の森の満開の下」は今思い出してもぞくぞくする文です。
むごたらしい強欲な山賊が力で奪った女(後に何人目かの女房にする)の虜になるが この女に受けたいが為に残りの女(女房)を殺し、さらに我が侭な要求を果たすために都に下山し公家や貴族の首を跳ねその首を女の元に運ぶ。(女はその首を吊るして遊ぶ)。そんな生活にだんだん疲れ果ててきた山賊は生まれて初めて懺悔(後悔)を経験し女を連れて山に帰ろうとするが途中に満開の桜の下を通らなければならない。
桜の森は、風がないのに花びらが舞う その道を通るといろんな人の魂が舞っているようで山賊はいやでした。山賊は女を背負って桜の森を通りかかり、ふと後ろを振り返ると女が鬼に変わってました。山賊は必死の思いで鬼を絞め殺し しばらくしてその姿を見たところ鬼だと思ったものがかわいい自分の女房でした。
彼の呼吸は止まり思考もすべての時間が止まり だが女の死体の上にはすでに桜の花びらがいくつか落ちてました。彼は女を揺さぶり 叫び 泣き喚き喚きましたが 女は生き返りませんでした。山賊は生まれて始めて泣いたのでした。
山賊が女を絞め殺したあと放心したように泣くシーンでは、私 目頭が熱くなりました。桜の木の下には死体が埋まっていると言われるのはこの小説が題材なのでしょうか。それとも安吾の小説の前にあった事でしょうか。まもなくあちらこちらで桜の花が舞う季節です。
満開の桜の木を見るとその下に途方にくれて泣き佇む山賊の姿を重ねてしまうPだんな!です。
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