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生活の中での「砒素(ヒ素)arsenic ----1998年 9月 10日


昨今の報道により、「ヒ 素」が白蟻防止等に使用されているのは皆さんご存知の通りです。では他にどんな使われ方をしているか調べてみました。
ヒ素の化合物は、すべて猛毒ですが、きわめてわずかの量ならば生体に必要であることが最近わかっています。身近な所では顔料やガラス加工などに使用されます。
昔の華中・華南では、肌を白くするために、女の子に毎日ごくわずかの亜ヒ酸をのませる習慣があったらしいです。しかし、禁断症状が起こるため、死ぬまで服用をつづけなれけばならなかったそうです。西洋では、色が白くなる効果があるとして、「ナポリの水」なる美顔用化粧水に亜ヒ酸を混ぜていたこともあったといいます。また、「サルバルサン」という梅毒の特効薬としても使われていました。

水道水に含まれるヒ素の量
ヒ素は自然界に存在しており、管理しにくいため、水道水を一生飲み続けたときにそれが原因でガンになる可能性が10000人に6人という値で管理されています。発ガン性物質といわれているヒ素の基準が、水道水の場合にはかなり低いのですが、ミネラルウォータは食品の基準で管理されているために基準が甘く、含まれているヒ素の量は分析しないと分かりません。

水道水の基準値:0.01mg/l 
排水の基準値 :0.1mg/l 

分析方法:
  ジエチルジチオカルバミド酸銀法
    捕集ろ紙+硝酸+硫酸→加熱分解→吸収後、硝酸+H2O2→白煙処理
    試料+HCl+KI+SnCl2→AsH3発生
    DDTC−Ag−ブルシン−クロロホルム液に吸収後、吸光度(510nm)を測定


排水の処理方法
   水酸化鉄によりヒ素を共沈する


毒薬としてのヒ素は、紀元前404年に始まったペロポネス戦争で、ヒ素と硫黄を樹脂とともに燃やし、毒ガスとして使用したともいいます。
わが国では、「石見銀山ネズミ取り」として江戸時代によく使われていました。正体は亜ヒ酸であるといわれていますが、ヒ酸鉛であるという説もあります。どちらも猛毒です。
1961年10月の科学雑誌「ネーチャー」では、ナポレオンの遺髪から平常の量の13倍のヒ素が検出されたことが発表されて論議を呼びました。セント・ヘレナ島へ流されたナポレオンは、ここで少しずつヒ素を盛られて殺されたという暗殺説や自室に貼られた壁紙から気化したヒ素を吹い、それが体内に蓄積されて死に至ったという説があります。  




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