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マイクロバブル(微小気泡)技術 ----2000年10月6

     

徳山工業高等専門学校が開発をしたマイクロバブル技術の真珠養殖への応用が注目されている。
この技術とは海中の特殊装置によって 10〜20ミクロンを気泡径とするマイクロバブルを大量に発生させることを特徴としている。元々は湖沼など閉鎖水域の汚染の問題から開発が始まったが、現在はアオコの発生制御から海水魚育成の領域まで発展してきた。
今回この技術を真珠養殖に応用すべき研究会が持たれた。

4・5日の両日阿児町の神明の養殖業において、鳥羽志摩市町議員で作る「海民の会」が主催して徳山工業高専(山口県徳山市)の大成博文教授を講師に、勉強会を設けた。真珠養殖ではすでに、奄美大島、宇和島、天草、対馬などで実験が始まり、すでに真珠用のアコヤ貝の成長が速いなど、良い中間結果が出ているという。
牡蠣養殖などではすでに好結果が報告されており今後に期待できる。

海水魚への適用(引用文)

海水魚にとっては,溶存酸素の補給とアンモニアの除去は重要な課題である.とくに,イカについては,
@水質のぬめり除去,
A溶存酸素の増加,
Bアンモニアの低減が重要とされている.
これらの課題が,イカ水槽内に,マイクロバブル発生装置を設置することによって解決された.この確認は,イカの透明度によってすぐに確認された.また,問題点として,循環ポンプから発せられる熱による温度上昇をどのように防ぐかが指摘された.  また,ブリが泳ぐ水槽内でも本装置が設置され,その適合性が確かめられた.専門業者によれば,水槽内でブリが泳ぎ回ることを防ぐことが重要とされている.この現象は,水槽内の溶存酸素不足によっておこる運動のようで,十分な溶存酸素の存在を探そうとして泳ぎ回る運動だそうである.その結果として,水槽内のブリは痩せ,せっかくの養殖効果の減退を招くことになる.  ブリは身体も大きく,呼吸に伴う酸素消費量も多く,いかにして常に溶存酸素量の高い状態を保つかが重要となる.因みに,この溶存酸素が高い状態が維持されていると,ブリは水槽内で泳ぎ回ることはなく,じっとしているそうである.それゆえ,ブリについては,水槽内で動かない状態を実現することが必要となる.そこで,水槽内に本装置を設置し,その効果が確かめられた.  水槽内で動き回っていたブリは,本装置が稼動し始めて2,3時間で,その激しい動きを止めて,静かに泳ぐ状態となった.なお,水槽内の静泳の確保は,活魚輸送時のストレス効果を和らげるのに有効とされている.


大成博文 OHNARI, Hirofumi 工学博士 Dr.Eng. 
所属学会  (土木学会、日本機械学会、日本流体学会、可視化情報学会 日本高専学会、日本混相流学会、西日本乱流研究会、水環境技術研究会)
今回の関連分野:閉鎖水域における水質浄化(Water purification in natural water area)
徳山工業高等専門学校のHP
http://tct-fw.tokuyama.ac.jp/
水理研究室 (マイクロバブル)
http://www.tokuyama.ac.jp/home/ca/mizu/suiri/naze.html


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