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「ブルーベリー農家 岩田康子さん」----2000年 9月 22日


ガンバレ、チャチャチャ!ガンバレ、チャチャチャ!…いやあ、
オリンピックでは、日本の選手がいろいろがんばっているようです
ねえ。ところが、それ以上に今応援しているのは、ボク自身(笑)。
これから2週間、怒濤の特番ラッシュなので、自分にカツを入れな
いとどうにも体も心も持たない状況なのです。頼むから1ヶ月に満
たないスケジュールで、ややこしい特番を作らせるな〜!!!

さて、今回の『デジない』は、今のボクのように心がすさんだ人た
ちにお勧めしたい「農園」のオーナー。ブルーベリー栽培の第一人
者でもある、岩田康子さんです。


◎離婚がお嬢様を変えた!?

岩田さんは、大津市堅田の町から車で15分ほど走った山の中で、小
さなブルーベリー園を経営されている女性。単なる出荷農家ではな
く、都会の人々にブルーベリー狩りを楽しんでもらえる観光農園風
のスタイルをとっています。
いつも泥だらけになって土と格闘している岩田さんですが、彼女が
農業をはじめたのは17年前。それまでは京都の大店のお嫁さんとし
て、何不自由ない暮らしをしていました。その"幸福な生活"を変え
てしまったのが、離婚。考え方の小さな違いがご主人との溝を生み、
それがどんどん大きくなってしまいました。

◎彼女が求めた"幸福な生活"とは?

離婚を言い渡された彼女は、まだ小学生だった子供2人を引き取り、
新しい生活を模索していたとき、現在の農園である、遠くに琵琶湖
を望む丘に出逢ったのです。
その時まで一度も土を触ったことのなかった彼女は、しかしその時
こう直感したのです。「この場所で何か作物を作りながら、子供た
ちと新しい人生を歩んでいきたい。それが本当の"幸福な生活"にな
るはず」。

◎頼りは一冊の本だけ

そこで岩田さんが選んだ作物がブルーベリー。その当時、日本では
ほとんど栽培実績がないため、生まれて初めての農作業なのに、経
験者に話を聞くことも出来ない。岩田さんは、本屋さんで見つけた
たった一冊の本だけを頼りに、ほとんど独学でブルーベリーの育て
方を学んでいったのです。
とにかく一生懸命になるしかない。服や化粧などに気を使うことな
く、なにふり構わず働く彼女。しかし、まだ小さかった子供たちは
生活の激変に耐えられず、土だらけの母の姿を見ては泣き、心を閉
じる日が続いたといいます。

◎朝焼けを見つめる親子3人

「苦労なさったんですね」と訊ねると、岩田さんは「苦労ねえ…」
と考え込み、そしてこんな話をして下さいました。
いつものように朝の農作業のため、夜明け前に起床した岩田さんは、
丘の上に立つ家の窓からの景色に釘付けになりました。朝の澄んだ
空気の中で、誰に見られるためでもなく広がっている景色に…。
それは、遠くに見える琵琶湖まで真っ赤に染まる朝焼け。
あまりの美しさに、まだ寝ていた子供たちを叩き起こし、親子3人
で刻々と変わる空の色を眺め続けたのです。
「そんなことがあるとね、普段している農作業もあまり辛さを感じ
ずにすんだんですよねえ」

◎"幸福な生活"は子供たちを変えたのか

息を呑む朝焼けを親子3人で眺める。それが彼女にとっての"幸福な
生活"だったのでしょう。岩田さんの最初の目的は達成できたとい
えます。
しかし、彼女の思いとは別に、そんなことがあった後も、子供たち
は母に反発を続け、心をふさいでいたといいます。
子供たちにとっては"幸福な生活"だと思えなかったのでしょうか?
ボクには、その答えはよくわかりません。代わりにある一つの事実
をお伝えしておきましょう。
母に対してあまり優しくなかった子供たちは、大人になった現在、
岩田さんを助けるべく、農園とレストランを切り盛りしています。

真夏の炎天下に最盛期を迎えるブルーベリー。これからの季節に岩
田さんのブルーベリー園を訪れるのは、どちらかといえば季節はず
れです。ただ、岩田さんが丹精込めたブルーベリーを素材に使った
料理が食べられるレストランでは、朝焼けに染まったあの景色が見
えます。
ぜひ一度、訪れてみて下さい。出来れば、普段あまり話が出来ない、
みなさんの子供たちと一緒に。

●今回の情報リンク
・ブルーベリーフィールズ紀伊国屋
 滋賀県大津市伊香立上竜花673 0775-98-2623





●本日のひとこと(第22回)
中村"BENWEB"亘さん、向井"かりめろん"京子さん、結婚おめでとう!
2人のウェディングパーティを、10/7(土)15:00から行いますので、
お知り合いの方はぜひご参加を。

【プロフィール】 齊藤恭信/さいとう わに 
 
放送作家 フリーランス 1965年生まれ。“ハガキ職人”としてラジオを中心に投稿していたことから 放送制作の仕事を始める。
現在ではten6/d'Boxを拠点に、テレビはもちろん、 雑誌からインターネットまでメディアにこだわらず活動中。
過去〜現在の担当番組:「寛平のにんげんマップ」(NHK)「大顔面テレビ」 (TVO)「晴れるヤ夢街道・浪花雪乃丞一座」(YTV) 「浜村淳のさてみなさん」 (KTV)などなど 現在、関西のメディア人の情報交換基地「Kansai MediArchive」を設立し、 会員を募集中。またインターネット上で活躍するタレントをプロデュースする 「iMAK」を進行中。タレントや協賛企業も募っている。
(いずれも問合せ先は:mailto:swani@kmap.net )
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