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淡水真珠の価値。淡水真珠とは何ですか?

淡水真珠と真珠と呼ばれるものは品質的に何か違いがあるのでしょうか。

埼玉県 Tさん

淡水真珠も真珠の仲間であり、通常の真珠と呼ばれているものが海水生の貝にて創られるものに対して、イケチョウガイ(Freshwater Mussel)やカラスガイといった、淡水生の貝によって産みだされる真珠の総称として淡水パール(淡水真珠)と呼ばれる。
現在流通している淡水パールのほとんどは養殖によって生産されて、日本では主に琵琶湖や霞ケ浦で養殖されています。ただ 日本で取れる淡水真珠は琵琶湖で10貫(40Kg弱)、霞ケ浦で31貫(約120Kg)とごく僅かです。
最近では中国産のヒレイケチョウガイの出現により、全体的に品質は向上し安物のイメージから脱皮しつつあります。

あこや真珠等との大きな違いは、養殖手法で、母貝内に外套膜片のみを挿入し、球状の核を挿入しないことから真珠が真円には育たずライス型やドロップ型といった変形の真珠が採れることが最大の違いです。然しながら、近年ではアコヤガイや他の真珠と同様の核を使う場合と小玉の淡水真珠を使い、10mmを超える大玉も産出されるようになり価格的にも同程度の価値を得ることが出来ました。

ご質問の品質でいえば、テリ(光りの干渉色)があこや真珠や南洋真珠のように、現状では明確ではないと言えます。
一般的に考えて淡水真珠は安いと思われていますが、これは初期の淡水真珠が無核養殖のときに大量に生産されたライス状の真珠のイメージが強く残っているためだと考えられます。
淡水真珠の種類と品質は多岐に渡るために、個々の品質判断が必要だと考えます。

淡水真珠は安物?粗悪品?

池田市 Mさん

デパートでの説明のさい、淡水真珠と比較して、どっちがいいものかと店員さんに尋ねたところ、「淡水は、お遊びでするようなものだから・・・」と、比較にならないといった答えでした。
淡水真珠の価値、品質はいかがなものなんでしょうか?

以前の淡水パールはライスパールと呼ばれ品質管理が非常に曖昧なため、粗悪な素材が多かったイメージが残ってしまっているためでしょう。
現在の淡水真珠は、お土産用品やアクセサリーに使う、安価なものと宝飾品とに使用される高品質品とに分けられているのが一般的です。

最近は平均して13ミリ前後の、南洋真珠と見間違えるような立派な淡水真珠が生産されてます。
このような事例から考えても淡水真珠だから一概に粗悪とはとても言えません。

>> 淡水真珠一覧

参考:
【主な真珠の母貝】
和球
 アコヤガイ(Pinctada fucata martensii)
南洋真珠
 白蝶貝(Pinctada maxima)
 黒蝶貝(Pinctada margaritifera)
マベ真珠
 マベ貝(Pteria penguin)
コンクパール
 ピンク貝(Strombus gigas)
メロパール
 ハルカゼヤシガイ(Melo melo shell)
その他にも、ハマグリ、あさり、鮑、サザエなど殆どの貝類で真珠は形成される。

【淡水真珠の母貝」
イケチョウガイ
 池蝶貝(Hyriopsis schlegelii)
カラス貝
 紫貽貝(Mytilus galloprovincialis)
ヒレイケチョウガイ
 ヒレ池蝶貝(Hyriopsis cumingii):三角帆貝(中国名)

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