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真珠のネックレスが変色した

今から12〜3年前にある方から真珠のネックレスを頂きました。
ミリ数とかは分らないのですが、頂いた時は”ピンク系”の物と言われました。
先入観があったのかもしれませんが、その時は確かにピンクっぽいなと思っていました。
でも現在、他の真珠に比べてかなり色(クリーム)が濃くなっているようです。
これは、かなり低品質なのでしょうか?

実物を拝見してみないと時間経過による退色なのか、もともとの色だったのか等は判断しかねます。
また、品質と価格についても現時点では何とも申せません。
鑑別等をご希望であれば、お気軽にご相談を承っております。

3年前に某有名宝石店で自分で購入したネックレスのことですが、買った時は確かにピンク系だったのに、
今はベージュ、もしくはクリーム系にしか見えません。
高かったのに・・・

通常ですと真珠の色が短期間に目に見えて変色するものではありません。
詳しい事情がわからないので断定はできませんが、宝石全般のことをお話しましょう。

宝石は「自然の中あるものを研磨加工しただけの物」とお考えの方も多いと思いますが、
現実には、ほとんどの宝石類には様々な加工が施されています。
その加工を大きく2つに分類すると「エンハンスメント(改良)」と「トリートメント(改編)」に分かれます。

まず「エンハンスメント」とは「宝石が元々持っている性質を人的に引き出す加工」のことで、
加熱などがこれにあたります。
エンハンスメント加工を施す代表的な宝石としてはルビーが有名です。

どんな宝石にこの加工を施しても美しくなるわけではなく、
元々の因子が無いと加熱をしても美しく変化することはありません。

また「トリートメント」とは「宝石本来の性質に関係なく人工的に変えてしまう加工」のことで、
着色や放射線照射などがこれにあてはまります。
真珠の場合「しみ抜き」(真珠核と真珠層間の生理的ゴミの取り除き)等がエンハンスメントにあたり、
「ナチュラルカラーのクレー加工」(放射線照射)等がトリートメントです。
お客様の真珠がどの程度変色したのか分かりませんが、
お値段が高かったとの事を考え合わせて
「トリートメントしたものが何かの要因となって変質した」のではないかと考えられます。

実家の母の真珠なんですが、久しぶりにケースを開けてみたら「真っ白」に変質していたそうです。
父の退職記念日に「いままでごくろうさん」とプレゼントしてもらった母の宝物なのに・・・
母の話によると、買ったときに入っていたケースに入れてタンスに入れておいたそうです。
知人から「やわらかい布で拭くと表面ぽろぽろむけて、きれいな艶がある真珠に戻る」と聞いた母は、暇をみつけては、せっせと磨いているそうです。
どうして白く変質してしまったのでしょうか? 元どおりにクリーニングは、できますか?

>久しぶりにふたを開けたら「真っ白」に変質していた
>やわらかい布で拭くと表面ぽろぽろむけてその後は、きれいな艶がある真珠になります。

ということから お客様が保管していた真珠の変色は汗が関係していると考えられます。
汗(酸性)が真珠層の表面に作用して白っぽくなり、その表面が離脱して剥けるのではないでしょうか。

ただ、原因特定は複雑です。
汗以外の事例としては香水・お酒・ティッシュペーパー・脱脂綿なども要因として考えれます。
お母様がご自分で磨いてらっしゃるとのことですが、
大切なものですからプロの手を借りて直されたほうが良いと思います。

【後日談】 3件の方から真珠をお預かりして、その内の二件はイミテーションでした。
(本真珠のシールがありましたが、模造品です)
模造品はコーティング手法で仕上げてあり、
その塗ってある成分が劣化し、時間と共に変色したものと考えらます。
あとの一件は、真珠の表面がかなり荒れていましたので、
慎重に表面をリフレッシュしましたところ輝きを取り戻しました。
ただし、今回の真珠は巻きの厚さが乏しく、日頃のメンテナンスをお願いすると共に
パールお手入れセットをお薦めし、ご購入していただきました。

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