間崎真珠養殖漁協と立神真珠養殖漁協が合併

 志摩市の立神、間崎の両真珠養殖漁協の合併調印式が十六日、同市阿児町神明のホテル「賢島宝生苑」で開かれた。間崎の組合員減少を受けて、一緒に入札会を開いてきた立神が吸収合併する形で、八月一日に新たな立神真珠養殖漁協としてスタートする。
 間崎は英虞(あご)湾に浮かぶ島で、昭和三十年代には「宝石の島」と呼ばれるほど真珠養殖が盛んだった。しかし同五十年代から平成の始めを最盛期に衰退し、年間九十日以上養殖業に携わる正組合員はピーク時の四分の一の十九人。かつて五億円以上だった浜上げ高は現在は一億円ほどに減った。
 漁協は組合員が生産した真珠を集めて入札会を開いている。組合員数の減少で真珠の生産量も減り、同じ大きさの玉がそろいにくいため価格の維持が不安視されていた。今年四月に両漁協の臨時総会でそれぞれ合併が可決された。
 調印式では立神の森下文内(67)、間崎の岩城茂信(61)の両代表理事が調印。森下代表理事は「技術に関する情報交換や消費者への情報発信を充実させ、これまで培ってきたものを守りたい」と話した。岩城代表理事は「立神の強い販売力を学び、若い生産者が入ってくるような養殖業を取り戻したい」と期待した。
 合併後の正組合員数は九十七人で、昨年度実績に基づく浜上げ高は四億七千八百四十三万円となる。間崎は支所と位置付け、簡易郵便局業務は継続する。これにより県内の真珠養殖漁協は六組合となる。
 (中日新聞:丸山崇志記者)


岩城茂信