群馬県館林にて、真珠養殖成功!

館林市は12日、市内を流れる鶴生田川で実験していた二枚貝の「イケチョウガイ」による真珠養殖に成功したと発表した。
鶴生田川は水質悪化が進んでおり、「アオコ」が発生する城沼に流れ込む。市は、真珠を水質改善に関心を持ってもらうための“シンボル”と位置づけ、将来的にはイケチョウガイのオーナー制度の導入も検討する。
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市地球環境課によると、水質改善に効果があるとされるイケチョウガイに着目し、2009年度に茨城県・霞ヶ浦産の160個を購入。河川の4か所で貝の生育に取り組んだ。
翌10年度には約9割の生存が確認され、このうち80個に真珠の核になる球体を挿入。11年度にサンプル調査を行い、真珠が出来上がるとされる3年間の経過を待った。その結果、昨年12月12、13日に80個を引き揚げて調べたところ、66個から真珠と見られる105粒を確認した。中には直径1センチ余りのきれいな球体もあったという。
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同課は追加購入分を含め、7か所で計約600個の貝を養殖、このうち150個に真珠核を挿入している。今後、ボタン型や棒状など様々な形の核を入れるなど実験を続ける方針だ。

一方、城沼を含めた鶴生田川の水質は、汚染の指標となる生物化学的酸素要求量(BOD)が毎年、環境省基準を大きく超えている。
同課では「貝で水質が劇的に改善されるわけではないが、真珠を通して水質浄化に目を向けてほしい」と呼びかけている。
(読売新聞)
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本事業は
館林市市役所南側を流れる鶴生田川は生活排水が流れ込む県内有数の汚染された河川。
市が取り組む水質浄化実験の一環で身近な水辺環境に目を向けてもらおうと、2009年10月、約1Km区間に水質浄化作用のあるイケチョウガイ160個を4カ所に分けて入れたのが始まり。
翌2010年には、市民の環境意識をより高めるきっかけになればと、このうち80個に真珠の種となる真珠核を2粒ずつ入れ、昨年2013年12月に回収。
66個の貝から、真珠は色や形は不完全ながらも105個が採れた。
中でも1cmを超える真珠は21個あったという。


館林市地球環境課