アーカイブ 9月, 2013

福岡・相島の真珠人気

金曜日, 9月 20th, 2013

 玄界灘に浮かぶ福岡県新宮町・相島(あいのしま)で十数年かけて開発、養殖されてきた真珠が今年、初めて売り出された。他の国産真珠と比べて大玉に仕上がっているのが特長で、ほぼ完売するほどの人気だ。九州大、宝飾品大手「ミキモト」(東京)と共同開発してきた福岡県は、“福岡の真珠”を新たな特産品に育てようと意気込んでいる。
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 養殖真珠の主要産地である愛媛、三重、長崎県などでは1996年頃から、真珠をつくるアコヤガイに感染症が流行し、大量死が相次いだ。感染リスクを減らすため、約1年半の養殖期間を8か月程度に短縮した結果、直径8ミリに達する大玉が少なくなった。

 そんな中、福岡県水産海洋技術センターが2000年、相島の周辺海域で無病の天然アコヤガイを発見。福岡の新たな特産品として養殖真珠を開発しようと、九州大、ミキモトとともに養殖実験に乗り出した。
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 アコヤガイの餌となるプランクトンは本来、潮の流れが緩やかな内海に豊富だ。しかし、相島周辺は外海にもかかわらず、南西からの対馬海流が博多湾内を経由してプランクトンを運んでくる。潮流のおかげで赤潮が発生しにくいという利点もあり、波が穏やかな島の南側に養殖場を作り、07年度から本格的に養殖を始めた。
(2013年9月18日 読売新聞)

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ちなみに、今年度(2013年)から、一定基準を超える品質の真珠をえりすぐり、ネックレスとイヤリングのセット(3サイズで約68万2500円~199万5千円)を発売する。
取り扱い店舗は当面、福岡県内の5つの百貨店(岩田屋本店、同久留米店、博多阪急、井筒屋小倉店、同黒崎店)での販売となる。
補足:岩城


「真珠母雲」

水曜日, 9月 11th, 2013

Antarctic Nacreous

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あなたは、「真珠母雲(しんじゅぼぐも)」という雲のことをご存知でしょうか。

真珠母雲とは、高度20~30km付近の成層圏にできる特殊な雲のことで、おもに冬場、北極や南極などの高緯度地方で確認することができます。

虹色にゆらめくその独特な色彩が真珠の母貝である「アコヤガイ」に似ていることから、この名前がつけられたという同雲。ちなみに学術名は、「極成層圏雲」「極成層雲」というのだそうです。

本日みなさまにご覧いただくのは、海外サイト『io9』に掲載されていた、まばゆいほどに美しい真珠母雲の姿。

南極大陸にある観測基地マクマード基地、NASAの航空機レーダー保護ドーム『Radome』にて、カメラマンDeven Stross氏によって撮影されたという写真の数々。そこに写る真珠母雲、その質感は、まるでゴッホの絵のよう。現実とは思えないほど幻想的な光景は、きっとあなたの心を強くとらえて離さないことでしょう。

しかし一方で真珠母雲は、オゾン層を破壊する諸悪の根源でもあります。太陽高度が上がると共に上昇した気温によって起こる融解、この際太陽光によって化学反応が起き、硝酸および塩素原子が発生。この塩素原子が、オゾン層を破壊しているのだそう。

美しくも、同時に危険な要素を孕んだ、真珠母雲。自然が生み出した奇跡の光景を、それではしばしの間、お楽しみくださいませ。

(文=田端あんじ)

参考元:io9 、Deven Stross

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