アーカイブ 12月, 2012

日本海の真珠

金曜日, 12月 28th, 2012

「若狭パール」の選別作業ピーク 夏の高水温影響なく真珠の品質良好

 若狭湾の入り江で育まれた「若狭パール」の選別作業が福井県おおい町などでピークを迎えている。アコヤ貝から取り出され、一粒一粒丁寧に選別された真珠が上質な輝きを放っている。

 若狭パールは、おおい町犬見や小浜市甲ケ崎で生産されており、表面のきめの細かさや、深みのある光沢が特徴。

 犬見の間宮真珠では、真珠の元をアコヤ貝の体内へ埋める「核入れ」を5~8月に行った。青戸入江で養殖していた計12万個を今月11~22日に水揚げ。貝の身をかくはん機にかけて6~9ミリの真珠計7万個を取り出した。今年は夏の高水温の影響で、死亡した貝が昨年より約2割多かったが、真珠の品質は良好という。

 取り出した真珠は、従業員が一粒一粒ピンセットでつまみながら、大きさや光沢、形などで選別している。作業は1月10日ごろまで行われる。同社は、ネックレスや指輪などに加工して販売するほか、全国に出荷する。

福井新聞(2012年12月25日午後5時42分)

三重県 伊勢市で合同入札会

土曜日, 12月 22nd, 2012

三重、大分、長崎県などの真珠生産者でつくる「全国真珠養殖漁業協同組合連合会」(全真連)の今シーズンの合同入札会が21日、伊勢市の真珠会館で始まった。

初日のこの日は最上級の真珠(3ミリ~10ミリ)約60キロが出品され、県内や東京都、神戸市などの加工・流通30社の約70人が真珠を手のひらに乗せて色、光沢、キズなどを入念にチェックした。

全真連の平井善正会長(68)は「今年は水温の変動が激しかった影響で、生産量は昨年より1割ほど減りそうだが、生産者の頑張りで品質はまずまず」と話していた。合同入札会は27日までの予定で行われる。
(2012年12月22日 読売新聞)


 三重県と長崎、熊本、大分の四県の真珠生産組合でつくる全国真珠養殖漁業協同組合連合会(会長・平井善正対馬真珠養殖漁協組合長)は二十一日、伊勢市岩渕の真珠会館で今年初の真珠の合同入札会を開き、約三十の加工流通業者が真珠の色や照り、傷の有無などを評価した。

 この日は、直径三―十一ミリで最上級の百四十九玉(合計約六十キロ)が出品された。初日の総売り上げは約六千七百万円。十一ミリサイズ、一匁(もんめ)(3.75g)が最高で約八万三千円の値が付いた。

 平井会長(68)は、今年の出来はまずまずとしたが、昨年の東日本大震災での津波を受けて傷んだ県産アコヤガイについて「一度傷むと回復に二、三年はかかる」と話した。また真珠業界の景気については、米国や中国で売り上げが伸びており、明るい兆しがみえてきたという。

 入札会は、県内で二十七日まで開き、他の等級や各産地での開催も含めると来年二月下旬まで続く予定。
(2012年12月22日 伊勢新聞)




20121222N












大分県真珠品評会

火曜日, 12月 18th, 2012


真珠の入札が始まるのを前に大分県産真珠の品評会が佐伯市で開かれました。
この品評会は大分県産真珠の品質向上を目的に大分県真珠養殖漁業協同組合が開いているもので今年で24回目を迎えます。
きょうは養殖期間が1年以上の越物といわれる真珠17点と1年未満の当年物9点が出品されました。
出品された真珠はきれいに丸みを帯びているかや表面に傷がないか、光沢があるかなどを基準に審査されました。
審査の結果、津久見市の竹田武彦さんの越物が最優秀賞を受賞しました。
大分県産真珠は全国の品評会で最優秀賞を獲得するなど例年上位に入賞し高い評価を受けています。
真珠の入札は今月21日から始まります。

大分放送 2012年12月17日16:17放送分より




真珠入札会 宇和海産売買額50%増

日曜日, 12月 16th, 2012



 2012年度の宇和海産真珠の入札会が15日、全国トップを切り愛媛県宇和島市築地町2丁目の愛媛県漁業協同組合連合会(愛媛県漁連)宇和島支部で始まった。
 初日は計約82キロ(前年度比37%増)、約1億1865万円(50%増)の売買が成立。愛媛県漁連は「上々の滑り出し」とした。
 19日までの5日間は越物(養殖期間1年以上)1級が対象で、748点計約381キロが入札に掛けられる。
 初日は神戸市などの真珠加工業者18社約50人が参加。真珠を手のひらに載せて、照りや巻きなどの品質をチェック。140点中128点の取引が成立した。
 5日間で最も多く出品される8ミリ玉の最高落札価格は3.75グラム当たり1万4282円だった。


愛媛新聞 2012年12月16日(日)

【参考】
1匁 = 3.75 グラム



琵琶パール 産学官連携の取り組み

火曜日, 12月 11th, 2012

 「ビワパール」。上品な輝きと、個性豊かな形を特徴とする琵琶湖産真珠の復活を目指し、滋賀県草津市と滋賀県立大、元養殖業者の“産・官・学”がスクラムを組み、再興に向けたプロジェクトを琵琶湖周辺で進めている。8日には「母貝」の中に真珠の“素”を埋め込む作業を行い、今後3年間をかけて成育状況を調べる。「もう一度輝きを」-。復活にかける思いが動き出した。

 大正末期から昭和初期にかけ、草津市の琵琶湖周辺で養殖業者らが初めて淡水養殖に成功、ビワパールは生まれた。おはじき形や十字架形など個性的な形状を持ち、深みのある光沢にピンクやブルー、紫などさまざまな色味をつけられる点が特徴で、最盛期の昭和46年には県全体で約6トンを生産するほどになり、うち草津で約2トンを生産。外国にも輸出され、若者を中心に人気を集めた。

 しかし50年代後半になると、琵琶湖の水質悪化などにより生産量が激減。中国の安い真珠の台頭もあって、産業としては60年ごろにほぼ壊滅した。現在はわずかに市内で1社が製造を続けるのみ。

 “壊滅”から20年以上たち、「淡水真珠養殖発祥の地」を標榜する草津市がビワパールの復活に乗り出した。滋賀県立大学環境科学部やかつての養殖業者も加わり、プロジェクトが始動した。

 今年8月には、琵琶湖に隣接する柳平湖(やなぎひらこ)で市と元業者らが実験を開始。養殖棚を設け、真珠を育てる母貝となるイケチョウガイを育て始めた。貝は順調に成育し、8日、貝の中に真珠の素となる別の貝の細胞片を埋め込む作業が始まった。当時使われていた作業小屋で、かつて養殖に携わった人たちが作業を披露。昔を懐かしんで訪れた元業者や住民ら40人が見守った。

 作業に携わった堀田美智子さん(60)は、「最盛期には貝の育ち具合を観察する船が湖にたくさん行き来して活気がありました。30年前を思い出し懐かしくなった」と話した。

 同時に、かつては業者の「勘」に頼っていた養殖方法にも最新の科学的な研究成果を取り入れる。県立大環境科学部の伴修平教授(プランクトン生態学)らのグループが貝の生態を詳しく分析。水質や養殖に適した密集度合などについて適正な数値をはじき出す。

 草津市は実験結果を公開し、希望者を募ることにしており、農林水産課は「現在の琵琶湖周辺でも真珠を育てられると証明することでビワパールの養殖を復活させたい」としている。
産経ニュースより(2012.12.8 19:10)

滋賀県「マザーレーク」への取り組み
滋賀県立大学環境科学部
柳平湖

















対馬(長崎)で真珠の浜揚げが始まる

金曜日, 12月 7th, 2012

 長崎県対馬市で、白やピンクなどの輝きを放つ特産の養殖真珠を、母貝のアコヤガイから取り出す作業が始まった。

 同市美津島町鴨居瀬の金子真珠養殖(本社・長崎市)の養殖場では、従業員25人がナイフで貝を開き、1~2年かけて直径8ミリ前後になった真珠玉を一つずつ丁寧に取り出している。真珠玉は濃塩水などで洗い、手のひらで転がして傷の有無を確かめ、1~5級品に選別。来年1月中旬までに約60万個の貝を処理するという。

 岩本明寿場長(54)は「適度な降水量があり、貝の餌になるプランクトンも多かったので、玉質はいい。高値が付くことを期待しています」と話した。

 46の養殖業者が加盟する対馬真珠養殖漁協(平井善正組合長)は21日から三重県伊勢市で、来年1月21日からは長崎市でそれぞれ開かれる入札会に出品する。昨年度の共同販売実績は約9億2000万円だった。
(2012年12月7日08時59分 読売新聞)






三重県真珠品評会 知事賞に三橋さん

水曜日, 12月 5th, 2012



 今季の三重県産真珠の出来を占う県真珠品評会が二日、志摩市阿児町鵜方の市商工会館であった。秋口に長期間の赤潮被害があったが、生産者の工夫や技術の向上で、影響は比較的軽微だったという。最上位賞の県知事賞には、同市阿児町神明の三橋康博さん(43)が選ばれた。

 三重県真珠養殖連絡協議会が、浜揚げが本格化する前に開いており六回目。志摩市と南伊勢町の生産者五十六人が、それぞれ百個ずつの貝を無作為に選んで出品し、貝から取れる真珠の割合や、真珠層の厚さ、光沢、色合いなどで審査された。

 今年は、英虞(あご)湾で九~十月にかけての一カ月間、赤潮が発生。協議会の伊藤健也会長は、小粒で光沢が弱いものもあったとしながらも「これだけの玉をつくったのは、皆さんの努力のたまもの」とたたえた。

 三橋さんは県知事賞初受賞。赤潮の発生に備えて事前に貝を別の場所に移動させるなど工夫した。「母貝の状態を良く保てたので、手応えはあった。赤潮や夏場の高水温など英虞湾の生産環境は厳しいが、しっかりと良い品質の真珠をつくっていきたい」と話していた。

 (丸山崇志)中日新聞社より

 ◇他の受賞者の皆さん(かっこ内は真珠漁協もしくは産地) ▽志摩市長賞 田畑裕二(布施田)▽県真珠養殖連絡協議会長賞 竹内清和(神明)▽優秀賞 杉木佳子(越賀)竹内章浩(和具)




三重県知事賞を受賞した三橋さんの真珠。



画像は大口秀和志摩市長から拝借しました。おおきにです。