アーカイブ 10月, 2011

”Pearls in Baroque” 「バロックの真珠たち」

月曜日, 10月 24th, 2011

美しい音と、豊かな音楽性で定評のある天野乃里子が、アムステルダムのGeelvinck美術館にて、11月6日(日)、午後4時45分より、CD リリース記念、チェンバロのソロのコンサートを行います。


日時:2011年11月6日(日)16:45から
場所:Museum Geelvinck, Keizersgracht633, Amsterdam

チェンバロとは鍵盤を用いて弦を爪弾く撥弦楽器(はつげんがっき)であり、その音色には天にも届くような複雑多様な倍音が含まれ、近年人気を帯びてきたグランドピアノを小さくしたような楽器。
天野乃里子は、桐朋学園ピアノ科を卒業後、慶応義塾大学文学部美学科へ編入学。
同大学卒業後、90年チェンバロ勉強のため渡欧。ハーグ王立音楽院を経て、アムステルダム スウエリンク音楽院を演奏家ディプロマを得て卒業。その後ケルン音楽大学にても、研鑽を積む。
現在、オランダを中心にヨーロッパ各地あるいは日本にて、ソロ、およびアンサンブルのコンサート、レコーディングなどで活躍中です。

今回は、バッハのインベンションから1番、4番など数曲を予定。バッハの時代、まだ、ピアノはなく、もともとチェンバロのために書かれている曲を、本来どういう響きがするものであったか聴くことができる。その他、バッハの傑作、荘厳なるパルティータ6番など。
また、今年、大災害があった東北地方の被災された方々を追悼して鎮魂曲を異なる作曲家より3曲を予定している。

真珠の「巻き」測定装置

木曜日, 10月 20th, 2011

 豊橋技術科学大(愛知県)と浜松市の検査機メーカー「浜松メトリックス」などは19日、真珠の品質計測装置を開発し、11月から販売すると発表した。鑑定士が2日かかる1万粒の選別を4時間で行うことができる。三重県によると、真珠の粒を傷つけずに「美しさ」を計測できる機器の実用化は世界初という。

 一般に真珠の美しさは、光沢を表す「照り」と、真珠層の厚さを示す「巻き」などで評価される。同大は、真珠に発光ダイオード(LED)の光を当てて反射や透過の状態を計測することで、照り・巻きの優劣を数値化することに成功した。

 計測装置は、1粒ずつ手動で測定するタイプ(80万円)と、自動で大量に測定できるタイプ(250万円)の2種類で、目標販売台数は計300台。養殖業者の仕分け作業や、宝飾店での品質保証などでの利用を想定しているほか、海外の鑑定士養成校からは既に注文を受けたという。

 浜松市内で19日、記者会見した浜松メトリックスの一藤克己社長は「測定の精度が認められ、真珠の品質を示す国際基準となることを期待する」と話し、三重県水産研究所の青木秀夫主幹研究員は「国産真珠の品質の高さを客観的に示すことができる。鑑定士の人手不足解消にもつながる」と述べた。
(2011年10月20日 読売新聞)


浜松メトリックス http://www.metrix.co.jp/
豊橋技術科学大  http://www.tut.ac.jp/

アンガディア

火曜日, 10月 18th, 2011

「アンガディア」という言葉は、インドでは「信用できる人間」を意味する。
そしてそれは同時に、ダイヤモンドを秘密裏に運搬する人々の代名詞でもある。

インド西部、グジャラート州メウサナ地区の、ある小さなコミュニティの人間のみアンガディアとして雇われ、125年もの間、ムンバイとグジャラート間を、かつてはラクダで、今では列車で旅してきた。
彼らは武器も持たず、ダイヤモンドの包みをバッグや洋服の下に着た肌着に入れて運ぶ。
その沢山のポケットの付いた肌着の上に羽織る民族衣装の名前から、アンガディアと呼ばれるようになったのだと言われている。

現代では、シャツにズボンという目立たない格好で、毎日違う交通手段、路線や時間を変えて、彼らはダイヤモンドを運ぶ。 

かって三重県の志摩地方は真珠の本場として、世界中の人々を集めていた。
アメリカ人の商社マン、インド人のバイヤー、フランスのデザイナー、真珠を核に色も言葉も違ういろんな人種が集まり、志摩には輝きがあった。
また、この志摩から伊勢や神戸、香港・NY・パリへと真珠を運ぶ男たちがいた。
志摩の男たちはアンガディアと同じように、武器も持たず、懐に真珠を抱き、世界中に旅立った。

アンガディアの会社は60社あり、2千人以上が働いている。これまでダイヤモンドを盗むような背任行為は起きていない。
あるアンガディアは言う。「我々の知り合いしかアンガディアにはなれない。そうしないと我々の名誉や職業を守ることはできないからだ。」


アンガディアのシステムが最高に素晴らしいとも言えないが、我々が彼らから学ぶべきものは多い。
そのひとつが、かってはみんなが持っていたであろう、真珠に関わる私たちの誇りなのかもしれない。


BS1<発掘アジアドキュメンタリー>
ダイヤモンドの運び人 アンガディア (再放送決定)
11年10月20日 木曜深夜[金曜午前 0:00~0:50]