アーカイブ 7月, 2011

電磁波と宝飾品(ダイヤモンド)

火曜日, 7月 19th, 2011

2011年3月11日14時46分に起こった、東日本大震災は東北各地で甚大な傷跡を残した。宮城県の要請により、みやぎ産業振興機構にビジネスプロデューサーとして、2000年から7年間通った経緯があり、知人友人の多い被災地の復興を誰よりも祈らずにはいられない。
さて、新聞などのメディアでは地震による津波被害の報道と共に原子力発電所の崩壊による放射能の記事が大半を占めるようになってきた。この放射線(放射能)と言うものは意外と身近に存在しているにも拘らず、正しい報道が為されているとは思えない。
今回は、この放射線と宝飾品(今回はダイヤモンド)との関わりを通して、身近な存在の放射線をご紹介します。

まず、放射能、放射線、放射性物質の違いですが、「放射線」は物質を透過する力を持った光線に似たもので、アルファ(α)線、ベータ(β)線、ガンマ(γ)線、中性子線などがあります。放射線は種類によって物を通り抜ける力が違いますが、それぞれ異なる物質で遮ることができます。放射線を出す能力を「放射能」といい、この能力をもった物質のことを「放射性物質」といいます。
このことを懐中電灯に例えると、懐中電灯が放射性物質、光が放射線、光を出す能力が放射能にあたります。
もっと、くだけた説明でしますと
 放射性物質:うんこ
 放射線:うんこの臭い
 放射能:うんこが臭いを出す能力
となります(笑)

放射線とは、広い意味では全ての電磁波および粒子線のことを指します。電磁波とは、光の速さで伝わる波で私達の周りには、あらゆる波長の電磁波が存在しています。
話をうんこに戻すと(笑)、普通にクサイうんこ(α 線)、強烈な臭いのうんこ(β 線)、涙が出るほど臭いうんこ(γ 線)、気絶する程危険で猛烈な臭いのうんこ(中性子線)があり、放射線にも色々あって注意しなければいけない放射線と普通の放射線があることが理解できると思います。
放射線の種類と透過力

では、宝飾品と電磁波はどのようか関係性があるかと言えば、光(色)も電磁波の一種で、可視領域:人間の目で見える波長のものを可視光線(かしこうせん)と呼びます。この可視光線の特性を利用し、ダイヤモンドに放射線を照射して色をつけます。

JIS Z8120の定義によれば、可視光線に相当する電磁波波長の下界/上界は、それぞれおおよそ360 nm~400 nm/760 nm~830 nmであり、可視光線より波長が短くなっても長くなっても、人間の目には見ることができなくなります。
可視光線より波長の短いものを紫外線、長いものを赤外線と呼び、赤外線と紫外線を指して、不可視光線(ふかしこうせん)と呼ぶ場合もあります。


   色    波長
 V  紫   380–450 nm
 B  青   450–495 nm
 G  緑   495–570 nm
 Y  黄   570–590 nm
 O  橙   590–620 nm
 R  赤   620–750 nm
* 1 nm = 0.001 µm = 0.000001 mm
 
純粋なダイヤモンド(炭素)の結晶は無色透明です。この炭素元素がホウ素や窒素といった原子と入れ替わったり、炭素原子の列の並びがズレたりと、ダイヤモンドの結晶内が不規則になったときに、イエロー・ブルー・ピンク・オレンジのダイヤモンドが出来上がります。
この特性を利用してダイヤモンドに放射線を照射し、カラーダイヤモンドを作り上げます。
まず、1904年にイギリスの科学者・物理学者のSir William Crookes(クルックス卿)がダイヤモンドに臭化ラジウムを使用し、緑色に変化することを発見しました。しかし直接、放射能を照射するためにダイヤモンドに強い放射能が残り危険です。
現代はウラン235やプルトニウム239に低速中性子をぶつけて核分裂を引き起こし、ガンマ(γ)線と共に中性子を発生させます。このとき中性子は透過力が強いためにダイヤモンド内部まで均一に着色することが可能になります。

照射を受けたダイヤモンドは、中性子の場合は「緑色」に、より強いエネルギーを受けると「濃緑」に変化します。
電子線の場合は「青色」に着色されます。
また、この照射を受けたダイヤモンドを加熱(600℃~800℃)すると、様々な色に変化します。
(加熱時間・ダイヤモンドの材質によって色相が変わります)
このように、カラーダイヤモンドはほとんどの場合、放射線の照射によって着色されていると考えて良いと言えます。


参照:可視光線Wikipediaより

Chinese freshwater pearl prices seen rising further

木曜日, 7月 14th, 2011

Chinese freshwater pearl crop prices are expected to move up by a further 30 percent in the second half of 2011, freshwater pearl dealers in Hong Kong said.

Crop prices of Chinese freshwater pearls have increased continuously over the last two years. Prices today are reportedly 30 to 50 percent higher than in June 2010.

Lower Chinese freshwater pearl production, a result of fewer nucleations by pearl farmers in 2008 and 2009 in the aftermath of the global financial crisis, has undoubtedly contributed to the significant price rise. However, a more crucial factor, pearl suppliers pointed out, is the stronger demand for freshwater pearls in mainland China.

“An increasing number of jewellery shops are opening in the mainland, boosting demand for freshwater pearls,” said Tony Ngai, director of Eastern Pearl Co Ltd, a major Chinese freshwater pearl wholesaler in Hong Kong. “Some higher-end retailers in other industries also like to decorate their shops with pearls to enhance their image, and Chinese freshwater pearls are their favourites thanks to their competitive prices.”

Mr Ngai added that better-quality Chinese freshwater pearls are increasingly being used in corporate gifts in the mainland, leading to marked growth in demand for and prices of these pearls.

He also sees climbing demand for lower-quality Chinese freshwater pearls, given that a higher number of pearl suppliers in the Middle East and Nepal visit Zhuji, Zhejiang Province – a centre for Chinese freshwater pearl trading – to source lower-grade pearls.

Mid-range Chinese freshwater pearls move much more slowly than both higher-quality and lower-quality pearls.

Jewellery Net Asia (13 Jul 2011)
【要約】
中国産の淡水真珠の価格が高騰しています。
現在の取引価格は2010年6月よりも30〜50%以上の高値で推移しています。
要因として2008年と2009年に金融危機の余波での生産率の低下と中国本土の旺盛な需要拡大が挙げられます。
先ずは宝飾店舗の増加と一般小売店でも真珠の取り扱いが増えてきた。また、企業間での贈答品として真珠が愛用され拡大傾向にある。
このような高品質だけでなく普及品(低品質)も中東・ネパールでの需要が見込まれると浙江省に来るサプライヤー数から推測される。

淡水真珠


ミキモト博多真珠養殖場の真珠展示

月曜日, 7月 11th, 2011

3月3日のブログに掲載した九州玄界灘の相ノ島(福岡県新宮町)にある、ミキモト博多真珠養殖場にて水揚された真珠が、鳥羽市のミキモト真珠島の真珠博物館で展示されています。



毎日新聞 三重版 7月9日(土)
 鳥羽市のミキモト真珠島の真珠博物館で、玄界灘で発見された天然アコヤガイを使って生産した直径11ミリの大粒で高品質の真珠の展示が始まった。従来は不向きと考えられていた外洋性の漁場で養殖しており、真珠養殖の新たな可能性として注目されている。
 同島によると、00年に玄界灘の相島(あいのしま)で福岡県水産海洋センターが天然アコヤガイを発見、01年にミキモト真珠研究所と九州大が共同で養殖試験を行い、真珠養殖に適した大型の母貝に育つことなどが分かった。さらに外海は感染症や赤潮の恐れがなく、養殖期間の長い高品質の大粒真珠が生産できることが判明し、相島に07年、真珠養殖場が開設された。
 通常行われている内海の養殖真珠は最大級で10ミリだが、展示の真珠は11ミリもあり、真珠層も内海の0・5ミリをはるかに上回る2・5ミリを形成している。現在はまだ研究段階で、養殖の実用化には開発すべき技術も数多いという。【林一茂】
〔三重版〕

3月3日のブログ記事 http://www.pearl.ne.jp/blog/?p=328
ミキモト真珠島 http://www.mikimoto-pearl-museum.co.jp/